ショックウェーブ(体外衝撃波療法)

    • 切らずに、衝撃波で しつこい痛みへ。

      体外衝撃波療法(ESWT)は、体の外から患部に衝撃波(高エネルギーの圧力波)を当て、腱や筋肉のしつこい痛みをやわらげる治療です。手術や麻酔は必要なく、外来で受けられます。

  • 衝撃波は、音や超音波と同じ「圧力の波」の一種で、瞬間的に大きなエネルギーを伝えられるのが特徴です。もともとは体の外から結石を砕く治療などに使われてきました。 整形外科では、この衝撃波を結石治療よりずっと弱い出力にして、痛みのある腱や筋肉に体の外から当てます。切らずに、痛みの深い部分にはたらきかけられるのが大きな特徴です。

     

    当院では、エネルギーを一点に集める収束型(DUOLITH® SD1)を用い、痛みの原因となっている場所へピンポイントに照射します。

  • 衝撃波には、大きく分けて「すぐにあらわれる痛みへの効果」と「時間をかけて組織を立て直す効果」があります。

    痛みをやわらげる

    痛みを伝える神経のはたらきをおだやかにし、その場で痛みが軽くなることがあります。

    組織の修復を促す

    新しい血管づくりや組織の再生をうながし、傷んだ腱の回復を助けます。

    骨の治りを助ける

    骨がつきにくいときに、骨をつくるはたらきを刺激することがあります。

    こわばりをゆるめる

    硬くこわばった筋肉のはりをやわらげ、動きやすさを助けます。

  • 主に、腱や筋肉の「使いすぎ」による、なかなか治らない痛みが対象です。手術は避けたいけれど、これまでの治療で十分よくならない——そんな方の選択肢のひとつになります。

    ■足底腱膜炎(かかとの痛み)
    ■肩の痛み
    ■膝の痛み
    ■肘の痛み
    ■アキレス腱炎・その他

    ※ 現在、公的医療保険が使えるのは「難治性足底腱膜炎(6ヶ月以上の治療で十分よくならないもの)」に限られます。その他の部位は自費診療です。適応は診察・検査のうえで医師が判断します。

  • 照射はベッドで横になった状態で行います。麻酔や切開は不要で、その日のうちに歩いてお帰りいただけます。

    使用機器 DUOLITH® SD1 収束型(FSW)
    1回の時間 約15分(1回2,500発)
    回数の目安 3回程度(1〜2週間ごと)
    からだへの負担 低侵襲(麻酔・切開なし)
  • 診察から照射、その後の経過確認まで、千春会病院 整形外科で行います。

    1. 01 1 診察・検査

      痛みの原因を、問診・診察やレントゲン・エコーなどで確認します。ほかの医療機関に通院中の方は、事前にご相談ください。

    2. 02 2 適応の判断・ご説明

    3. 03 3 衝撃波の照射

      患部に衝撃波を照射します(1回約15分)。麻酔や切開はありません。1〜2週間ごとに、合計3回程度を目安に行います。

    4. 04 4 経過観察

      効果を確認しながら進めます。必要に応じてリハビリなどを組み合わせ、痛みの改善をめざします。

  • まずは、ご相談ください

    「自分の痛みは対象になる?」というご相談だけでも構いません。かかと・肩・膝・肘などの痛みでお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

  • 当院で体外衝撃波治療を受けられた患者さんのうち、痛みの改善がみられた方の割合です。いずれの部位でも、多くの方で痛みがやわらぎました。

    ※ 当院で治療を受けられた患者さんの結果です。痛みの数値(VAS)も、回を重ねるごとに低下していきました。効果には個人差があり、完全に痛みがなくなることを保証するものではありません。

    • Q. 治療は痛いですか?麻酔は必要ですか?
      照射中は、トントンと響く刺激や、患部によっては痛みを感じることがあります。痛みの程度を確認しながら出力を調整して進めますので、多くの場合は麻酔なしで受けていただけます。がまんできないときは遠慮なくお伝えください。
    • Q. 副作用はありますか?
      治療後に、照射した部位の一時的な痛み・赤み・点状の内出血・腫れが出ることがありますが、多くは数日でおさまります。重い副作用はまれで、切らずに行える負担の少ない治療です。気になる症状が続く場合はご相談ください。
    • Q. 何回くらい受けるのですか?
      1〜2週間ごとに、合計3回程度を目安に行います。症状や経過によって回数を調整することがあります。
    • Q. 効果はいつごろ出ますか?
      治療直後から痛みが軽くなる方もいますが、傷んだ組織が回復していく効果は、数週間かけてゆっくりあらわれます。数回の治療をとおして、少しずつ変化をみていきます。効果のあらわれ方には個人差があります。
    • Q. 健康保険は使えますか?
      公的医療保険が使えるのは「難治性足底腱膜炎(6ヶ月以上の治療で十分によくならないかかとの痛み)」に限られます。それ以外の部位は自費診療です。なお、保険診療と自費診療を同じ日に一緒に行うことはできないため、日を分けてご案内する場合があります。費用は外来で詳しくご説明します。
    • Q. 治療後、すぐに歩いたり運動したりできますか?
      治療後はそのまま歩いてお帰りいただけます。日常生活は通常どおりで構いませんが、当日は照射した部位に強い負担がかかる激しい運動は控えめにしてください。
    • Q. 受けられない場合はありますか?
      妊娠中の方、血液をさらさらにするお薬を飲んでいる方、治療部位に腫瘍や感染がある方、成長期のお子さんなどは、治療が適さない場合があります。安全に受けていただくため、診察でご確認します。服用中のお薬は事前にお知らせください。
  • 体外衝撃波療法は、すべての痛みを必ず取り除く治療ではありません。目的は、しつこい痛みをやわらげ、傷んだ組織の回復を助けることにあります。効果には個人差があり、リハビリなど他の治療と組み合わせて進める場合もあります。治療の目的・限界・副作用について十分にご説明したうえで進めますので、ご不明な点はお尋ねください。

  • ● 性足底筋の方

    保険診療適応 (片側につき)
    1割負担 5,000円
    3割負担 15,000円
    (初診料または再診料が別途必要)

    ●その他の疾黒の方

    保険適応外のため自費 (片側につき)
    1回目8,800円
    2回目以降 5,500円

まずは、ご相談ください

「自分の痛みは対象になる?」というご相談だけでも構いません。かかと・肩・膝・肘などの痛みでお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

ご予約・お問い合わせ千春会病院 整形外科 外来